階層社会学③

階層社会の特性から、「組織で生き残るにはどうすればいいのか」を考えてみます。

結論から言ってしまうと、「とにかく従順になる」これに尽きます。

上が白いモノを黒いと言えば、それは黒いと割り切れる人、理不尽なことにも耐えれる人、意味が???な規則やルールも、とにかく従う。そういう人が階層社会では有能な人になります。

面白い事例をいくつか紹介します。

●大阪のある病院に入院していた知人の話しですが、看護師が「〇〇さん起きて下さい、睡眠薬を飲む時間ですよ」よくある話ですが、、、睡眠薬を飲ませるために、寝ている人を起こす必要があるのでしょうか?

この看護師は、ルールとしてある以上、院長からの追及を避けるために職務を遂行する、とても有能な看護師です。

●北欧諸国など、酒類の販売が政府の専売事業になっている国でのこと。政府直営の酒屋さんで、Aさんが「お土産にお酒は何本まで持ち帰れるの?」「いま、購入する前に知りたい」と店員に尋ねました。店員の返事は「税関規則なので、国境の税関職員に聞いてください」

Aさん「でも知ってるんでしょ?」「知っています。でも管轄が違うので、私の口から申し上げるわけにはいきません」

相手が知りたい答えを知っているのに、理由をつけて教えない店員も、有能な店員と言えます。

●今年の3月中旬、コロナ陽性者が増えてきたころ、Hさんは「コロナ対策でマスクをしてもいいですか?」と上司に聞いてみました。「この事態では、逆にマスクをしないほうがマズいのでは、、、?」と何度も訴えた。しかし上司は「マスク着用で営業したらダメだよ。会社の規則だからね」

この上司もまた、状況に応じた迅速な対処より、上からの指示が出るまで動かない。階層社会の中では有能な上司となります。

目的と手段を見事にひっくり返してしまう人たち。しかし、階層社会の中では正解なんです。

Photo by Burst on Pexels.com

このような行動パターンを職業的機械反応と言います。日常的によくあることですよね。さきの看護師や上司、酒屋さんの店員にとっては、明らかに目的よりも手段が意味を持つのです。

こういった人たちにとって、世の人々やお客様は、適切な対応をする対象ではありません。それどころか、規則、形式、自分の所属する階層社会こそが最優先されます。

あなたが裁量権を持たない地位にいるならば、「規則だから」と、「私の口からは言えません」このふたつの言葉が、組織で生き残るには一番ベストな対応です。

組織の目的の達成に向けて何をしたか、よりも組織内において上司と協調していることのほうが、階層社会では高く評価されています。

最後に、組織内でスムーズに立ち回るための小技をお伝えしようと思います。

行動心理学のひとつに、「ウィンザー効果」というものがあります。

作家アーリーン・ロマネスの小説に登場する、ウィンザー伯爵夫人の「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」という台詞があります。そこからウィンザー効果と言われるようになりました。

本来は、口コミや商品レビューなど「当事者からの評価よりも、第三者からの評価のほうが信頼されやすい」といった心理的マーケティング戦略に利用されたりしますが、階層社会の中でもこのウィンザー効果は応用できます。

人間というのは、人づてに自分の良い噂を耳にする方が心理的に良い効果があります。直接伝えてしまうと、お世辞を言われているのと同じ程度の効果しかないのに対し、間接的に耳にすることで客観性が生まれ真実味が大幅に増します。

上司などに気に入られたいなど、特定の人からの評価を効果的に上げたければ、その当人と近い間柄の人から間接的に、良い評判が伝わるようにしてみましょう。絶大な効果を発揮しますよ。相手に真意を見透かされないように、あくまでもさり気なくね。

JEM

投稿者: 【公式】秘書の品格-クラブアッシュヴァリエ-

大阪日本橋にある『秘書の品格-クラブアッシュヴァリエ-』です。

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