F1的仕事論②

F1ドライバーのルイス・ハミルトンは、昨年のシーズン中「新型コロナウイルスの影響で世界中の多くの人々が失業し、食事にも困り飢えている。このような状況でお金の話をするのは気分が良くない」とコメントし、自身の2021年契約交渉を遅らせていました。

しかし今年に入ってからも新型コロナウイルスは、イギリスで発生した変異種の影響もあって、未だに世界中で猛威を振るっています。

先日、イタリアの一部メディアが「ルイス・ハミルトンは2021年メルセデスとの契約交渉において、4000万ユーロ(約55億9800万円)のサラリーとチームのプライズマネーの一部を要求しており、メルセデス側はそれに難色を示している」と伝えました。

跳ね馬、、、イタリアメディアが報じた「うわさ」というのが、なんとも意味深なものです。

これについてメルセデスF1、チーム代表のトト・ヴォルフは「一連の報道は、完全なる作り話で懸念はない」「私は常にルイスの決定を尊重するし、まったく心配はしていない」とコメントしていましたね。

現在のF1ではチームの資金力、ドライバーやメカニック、PUや空力特性など、人とマシンとの総合的なパッケージが結果に大きく表れます。つまり多くのドライバーは、メルセデスをドライブできさえすれば、ハミルトンと同じくらいのパフォーマンスを発揮できる可能性があるということ。

そのいい例が、2020年の第16戦サクヒールGP、コロナ陽性で隔離療養中のハミルトンの代役でメルセデスをドライブしたジョージ・ラッセル、ピットストップでのメルセデスの大失態がなければ、あわや初優勝かとも思える状況でした。毎週末ウイリアムズでは予選順位15番手前後だったラッセルが、勝てるマシンを手にした途端、ポールポジションから100分の2秒差のタイムを出したことで、証明されてしまったのです。

F1ドライバーの報酬は非公開となっているので、あくまでも推定額ですが、2020年のハミルトンの契約金は約58憶円で、これに対しウイリアムズのジョージ・ラッセルは70分の1以下の8000万円でした。

何が言いたいのかというと、メルセデスチームは、無理にハミルトンと50数億円で契約しなくても、5億~10憶円ほどの年俸で、他の優秀なドライバーを乗せてもタイトルを獲得できる可能性は高いということです。

もちろん歴代最多タイとなる7度目のドライバーズタイトルを手にしたハミルトンには、他の誰にも真似できない要素や優れた技術があるのも確かですし、なによりもメルセデスという組織に必要な存在であり続ける事が一番の成功だと思います。

以前、3度のワールドチャンピオンになったアイルトン・セナも現役最後のシーズンは、世話になったチームへの感謝と恩を返すという意味で、無償で走るとコメントしたことがありました。当時、ウイリアムズに対しても「移籍の準備は出来ている、それも1ポンドも貰わずにね」と言っていた。

ハミルトンが「世界中の多くの人々が失業し、食事にも困り飢えている。このような状況でお金の話をするのは気分が良くない」と語りながら、それでも4000万ユーロ(約55億9800万円)の年俸を要求しているのは、社会への貢献、つまり自身の年俸の有意義な使い方を考えてのことかもしれませんね。

そういう事ですよね。

JEM

投稿者: 【公式】秘書の品格-クラブアッシュヴァリエ-

大阪日本橋にある『秘書の品格-クラブアッシュヴァリエ-』です。

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