前回のF1マニアックス②で書きました、「タバコロゴがない不完全さ」これを何とかしたい。
タバコロゴを入れたいのだが、外部に制作依頼を出すと私には手が出せないほどの額になります。ならば自分で「完璧にするしかない!」
現在、うちにあるモデルカーでタバコロゴが無いクルマが、フェラーリ4台、マクラーレンが2台、ウイリアムズとB.A.Rが1台づつの計8台ありました。これらのクルマをタバコ仕様にしてしまおうというプロジェクト。
1台目は1994年型、ウイリアムズFW16 ONYX製 1/43
ホイールの黄色い部分に貼るO.Z Racing(シートの右下)の細かさ、、、もはや肉眼で文字の判別は不可能です。これ必要なのか?

セナは当時、この「ウィリアムズFW16」を以下のように評価していました。
この車の運転にはとてもネガティブな感触がある。限界までコーナーを攻める時も、そのほかの時もだ。だから快適に自信を持って走れた周回は一周もなかった。
車に乗っている時は違和感があって、なにもかもが間違っているように感じる。この車には独特な特性があって、まだそれに対する確信を持つことができない。
1994年サンマリノグランプリ
土曜日の予選、ラッツェンバーガーの事故の後、アイルトンは取り乱しシド・ワトキンスの肩で泣いていた。ワトキンスは、翌日の決勝レースを欠場するようセナを説得しようとしていた。
「君は既に3度も世界チャンピオンになり、間違いなく一番速いドライバーだ。もうやめにして、釣りにでも行こう」と。
しかしセナは「シド、僕らにはどうしようもないことがある。僕はやめることは出来ない。続けなければならないんだ。」
それは決勝レース7周目、タンブレロでの出来事でした。
「彼は穏やかな表情をしていた。私たちはコックピットから彼を引き上げ、地面に寝かせたときに彼はため息をついた。その瞬間に彼の魂が旅立ったのだと感じた。」と、ワトキンスは後に語りました。

リアウイング翼端板の角と、エンジンカウルの一部(ヘルメットの後ろ辺り)のペイントが剝がれていたので、ホワイトで修正。出来のほうは初回としてはこんなものか。
何度か挑戦したものの、ホイールのO.Z Racingとヘルメット中央のロスマンズロゴは、細かすぎて断念。

アイルトン・セナが最後にドライブしたマシン、FW16を再現してみました。
JEM